【マネ活】初心者でもできる!無料アプリとExcelを使って家計を管理する方法

マネ活

本日より新テーマであるマネ活に関する記事をリリースしていきます。
他のテーマではビジネスで必要となる知識やスキルを扱っていますが、本テーマでは、他のテーマのような堅い内容ではなく、趣味の一環としてマネリテ向上と資産形成を目指している管理人の事例やお得な情報等を、ゆるく発信できればと思います。

初回の本日は、マネーリテラシーを高めるうえでも、資産形成に取り組むうえでも、キホンの”キ”である家計管理について扱います。
どの家計管理アプリがおススメか?というような、よくあるツールをレコメンドする内容というよりは、管理人の事例をもとに、どのように家計を管理するかという方法論に焦点を当てます。
従って、数多あるアプリの中からどれを使うべきかについて情報収集したい方よりも、家計管理方法の事例を知りたい方に参考になる内容かと思います。

それでは見ていきましょう。

 

1.そもそも、なぜ家計管理が重要なのか?

よく言われているように、資産形成を行う為には、以下の3つの力が必要です。

  1. 収入を増やす力
  2. 支出を減らす力
  3. 資産を増やす力

このうち、誰でも手っ取り早く取り組めるのは、3の支出を減らす力を高めることです。

もちろん、支出を減らすのもいつかは限界がくるので、2と並行して1・3にも取り組むことが大切ですが、1は昇給や昇進、場合によっては転職や副業が必要ですし、3は資産を購入する資金力がモノを言うので、どちらも時間を要することは想像に難くないと思います。

一方で2は、ものによっては多少の手間を要する場合はありつつも、1・3と比較して即効性があります。
また、1・3はどちらも増やした分だけ税金が取られますが、2はいくら削減しても税金は取られません。
つまり、支出は減らした分だけ、その恩恵を丸ごと享受できるというわけです。

従って、手っ取り早く資金を増やしていくには、まずは支出削減に取り組むことが重要です。
そして効率的に支出を削減するには、何にいくら費やしているのか、目標利益の達成にはあといくら削減が必要なのか、どの支出にメスを入れるべきかを把握することが必要で、そのための手段が家計管理ということです。

つまり家計管理は、ただ単に収支の記録をつけていくだけの面倒でつまらないものではなく、資金を増やしていく為に無駄な支出を減らし、より筋肉質な財務体質を築いていくうえで不可欠な取り組みということです。

 

2.具体的な家計管理方法

ここからは管理人が具体的にどのような家計管理に取り組んでいるかを紹介します。
家計管理の目指すレベルは人によって様々であり、他にも良い方法があるかもしれないので、ひとつの参考として捉えて頂ければと思います。

① 日々の収支を記録する

言うまでもありませんが、家計管理の大前提として、日々の生活で生じた収入や支出を抜け漏れなく家計簿に記録することが重要なので、それを日々行います。
支出は、現金払いの場合だけでなく、クレジットカードやQRコード決済等を使用し、まだキャッシュアウトが生じていない場合も、支出として記録します
簿記において、費用は、実際のキャッシュアウトが生じていなくても、支出額が確定した時点で帳簿に記入することと同じイメージですね。
何故、キャッシュアウトがまだ生じていない支出についても記録するか?ですが、キャッシュアウトベースで支出額を管理すると、クレジットカード等は決済から支払いまでタイムラグがあることから、その月にいくら使ったかが捉えにくくなる為です。

ではどうすれば忘れずに家計簿を記録するか?ですが、これはもう、抜け漏れが生じないように意識するとしか言えないですね。
ちょっとしたコツがあるとすると、レシートは必ず受け取り、家計簿に記録するまで破棄しないことや、クレジットカードの支払い明細を頻繁にチェックすることでしょうか。
もちろん、マネーフォワードのように自動で家計簿に記録してくれるようなアプリもありますが、私がやりたい家計管理には、自動記録してくれる家計簿アプリは不向きなので、無料の家計簿アプリに手入力しています。
何故そんな面倒なことをやっているかは後述しますが、いずれにしても日々の収支を家計簿に記録することが、まずは重要です。

② 月次の収支を可視化する

日々の収支を家計簿に記録すると、次は月末において、その月の収支を集計し、可視化します。
その際は、トータルとしての収入・支出・損益がいくらになったかという”どんぶり勘定”ではなく、会計における損益計算書のように、費目を分けて集計します

少し簡略化していますが、私が月次で管理している収支表の立て付けは以下のようなイメージで、Excelで自前で作成しています。

このように収支を見える化することによって、何にいくら使ったかということはもちろん、予算に対する達成状況や、利益の変動要因、目標利益を達成するには何をいくら削減することが必要かなど、様々な情報を得ることができ、収支改善のための効果的な打ち手を把握し易くなります

アプリにも簡便な集計機能はありますが、Excelを用いることで、例えば年間目標に対する達成度や着地見込みなどもさっと計算できるので、ひと手間かけてExcelで集計しているというわけです。
そのあたりの具体的内容や、さらに費目の分け方や予算の考え方については、また別の機会で紹介しますね。

③ 月次の現金保有残高を可視化する

②で月次の収支を可視化しましたが、①で紹介した通り、その月にキャッシュアウトが生じていない費用についても、その月の支出として計上しています。
従って、②の収支表のボトムにある損益は、単純に現金増加分とは等しくなりません。
また、投資信託をはじめとした金融資産額や、例えば楽天ポイントなどのポイント保有残高といった現金と同等と見做して差し支えない要素については②では管理しきれていません。
従ってそれらを補完するために、その月の現金保有残高も集計します。

こちらも少し簡略化していますが、私が月次で管理している立て付けは以下のようなイメージで、②と同様にExcelで自前で作成しています。

特に強調したいのは、複数の観点から合計値を算出していることでしょうか。
上記イメージにある各合計値の中で私が重視している管理指標は、①+②+④の合計値です。

③の任意積立金は、例えば海外旅行用の資金など、比較的近いうちに使うことを予定している資金なので、ある意味”無いもの”として見做しており、⑤の評価損益(特に評価益)は、おまけのような感覚で捉えているのと、市況によっては無くなる可能性もあるので、現状どれだけの資金力があるかを捉えるには、①・②・④の合算値が私には適しており、他の合計値は参考扱いにしているというわけです。

ところでよく、家計においてもB/SやC/Fも管理すべきということも耳にしますが、私は保有する資産は住宅を除くと現金と有価証券くらいで、その変動要因もある程度把握できており、債務も住宅ローンくらいなので、B/SやC/Fのようなゴリゴリ作り込んだ管理表は用いないようにしています。
もし今後、収益物件を購入したり、事業用ローンを借り入れたりする場合は、管理方法をチューニングし、B/SやC/Fも管理するようになるかもしれませんが、このような表を作ることは手段であり目的ではないので、今の自分にあったレベル感で管理することを重視すればよいと思います。

 

3.家計管理アプリは何を使っている?

今や家計管理アプリは数多く存在し、中にはレシート読み取り機能で家計簿に自動登録したり、銀行口座と連携して資産状況を把握できたりするものもありますが、私はそういったアプリは使わず、「らくな家計簿」というアプリを使い続けています。
このアプリを使っている理由は、たまたま最初に使ったアプリだからという理由もありますが、それ以上に無料かつ手入力で記録できることが気に入っているためです。

特に後者の手入力について、一見すると非常に面倒にも感じる方も多いと思いますが、手入力は手入力でそれなりに良い点もあります。
例えば、手入力するためにアプリを起動することが、その月の支出状況も確認する契機となるので、今月あといくら支出できるかを頻度高く把握でき、予算オーバーを回避し易くなります。
また、今月あといくら支出できるかを把握できることは、気づかぬうちの予算オーバーを防ぐだけでなく、支出を減らすことにフォーカスし過ぎることも回避し易くなります。
つまり、本来はあと1万円支出できるにも関わらず、そのことを把握できていないが故に無理して5千円に抑えてしまい、その分幸福度も小さくしてしまうということを回避し易くなるわけです。
こういった手入力の良さを活かすために、私はこのアプリを使い続けています。

また月次の合計収支や現金保有残高の管理にExcelで作成した手製の管理表を用いているのは、手製であるがゆえに、自分が管理したい形式にいくらでも変えることが出来るためです。
既存のアプリだと、自分が管理したい仕様にカスタマイズできないので、手製に拘っています。
あとアプリだと、提供者側の都合によるサービス縮小等によって、やりたい管理ができなくなる場合もあるので、そのような事態を回避したいということも、手製に拘る理由です。
手製の管理表を作るのは面倒ですが、一度作ってしまえば、あとは管理表の形式に則って運用していくだけで、さほどの負荷はかからないので、個人的にはおススメです。

 

マネ活の初回記事は以上です。
少しでも参考になるところがあれば幸いです。
今後も参考になりそうな情報を発信していくので、ともに資産形成を頑張っていきましょう!

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