【マネ活】賢くJRを使い倒す!安くお得にJRを利用する方法3選

マネ活

今回は少し変わり種な内容ですが、マネ活テーマの一環として、主に首都圏を対象にJRをお得に利用する方法について紹介します。
いずれも知っている人は当たり前に活用している方法ですが、知らないがゆえに本来得られたお得さを逃していたり、気づかぬうちに無駄に支出している方も少なくないと思います。
この記事では、より日常的な場面でお得にJRを使える方法3選を紹介します。(片道601キロ超の長距離移動による往復割引など、非日常的な場面でしか使わない方法は除外しています)
首都圏在住の方や、首都圏に行く予定があり、お得にJRで移動したい方に参考になるかと思います。

それでは見ていきましょう。

方法① フリーパスを上手く活用して、運賃を抑える

まずお得にJRを使う方法として、フリーパスを活用する方法が挙げられます。
首都圏では、以下のフリーパスがあります。(※ 2024年8月現在、JR東日本HPより引用)

  • 都区内パス
    東京23区内のJR線の普通列車が1日乗り放題
    おとな:760円、こども:380円
  • モノレール&都区内パス
    東京23区内のJR線の普通列車と東京モノレール全線が1日乗り放題
    おとな:1,350円(こども料金は設定なし)
  • ヨコハマみなとみらいパス
    京浜東北・根岸線の横浜駅~新杉田駅間の普通列車と、みなとみらい線が1日乗り放題
    おとな:530円、こども:260円
  • のんびりホリデーSuicaパス
    首都圏のフリーエリア内のJR線の普通列車・特急列車、東京モノレール、りんかい線が1日乗り放題
    おとな:2,670円、こども:1,330円 ※ 特急利用時は特急料金が別途必要
  • 休日おでかけパス
    首都圏のフリーエリア内のJR線の普通列車・特急列車・新幹線、東京モノレール、りんかい線が1日乗り放題
    おとな:2,720円、こども:1,360円 ※特急・新幹線利用時は特急料金が別途必要

上記のフリーパスを活用することにより、移動の仕方によって、通常運賃よりも安く抑えることができます。

一例ですが、例えば東京への日帰り観光で、羽田空港→東京駅→新宿駅→渋谷駅→羽田空港の順で乗り降りすると、東京モノレールとJR線を使えば通常運賃は1,788円(IC利用時)ですが、モノレール&都区内パスを使うことで、1,350円に抑えることが出来ます。
また首都圏在住で、例えば埼玉県から湘南方面に遊びに行くために、大宮駅と藤沢駅をJR線で往復する場合、通常運賃では往復3,036円(IC利用時)ですが、のんびりホリデーSuicaパスを使うことで、2,670円に抑えることが出来ます。

これらはあくまで一例なので、自身の移動経路で生じる通常運賃がフリーパス料金より高ければ、積極的にフリーパスを活用するとよいでしょう。

フリーエリア外への乗り越し、つまりフリーエリア内で乗車してフリーエリア外で降車(またはフリーエリア外で乗車してフリーエリア内で降車)することもできますが、その場合はフリーエリア外分の通常運賃を降車時に支払う必要があります
例えば、のんびりホリデーSuicaパスを使い、横浜駅で乗車して宇都宮駅で降車する場合は、フリーエリア内の横浜駅から自治医大駅まではフリーパスで乗車でき、フリーエリア外の自治医大駅から宇都宮駅までは通常運賃の支払いが必要になります。
フリーエリア外で発生した通常運賃の支払いは、降車駅の改札の駅員に、乗り越した分を支払いたいと申し出れば、対応してもらえます
(※ 自動精算機での支払い可否は把握していませんが、自動精算後にフリーパスが返却されない恐れもあるので、駅員に支払い対応してもらうのが無難です)

またフリーパスによっては、土休日や、GW、夏休み期間、年末年始など、決まったタイミングでしか利用できない為、その点は留意が必要です。

方法② 日々のJR利用で、JREポイントをザクザク貯める

JREポイントとは、JR東日本グループの共通ポイントサービスです。
JR東日本の路線や、駅ナカのJREポイント加盟店、JREモール等を利用することで貯めることができ、貯まったポイントは1ポイント=1円としてSuicaへのチャージや、電子マネーとして支払いに利用できます。

JREポイントがお勧めなのは、以下の2点です。

① ポイント還元率の高さ
モバイルSuicaでJR東日本の鉄道に乗車する場合、還元率は2%(50円ごとに1ポイント)であり、他のポイント還元率の相場が0.5%~1%程度であることを考えると、高還元であると言えるでしょう。(カードタイプのSuicaの場合は、還元率は0.5%になります)

② リピートポイント
同一月内に同一運賃区間を10回乗車すると、その運賃分のポイントが付与されます。
また同一月内に同一運賃区間を11 回以上乗車すると、1回ごとに運賃の10%相当のポイントが付与されます。

上記を踏まえると、例えば、通勤等で八王子駅と東京駅をモバイルSuicaを使って月5往復する場合、八王子駅~東京駅間の運賃は824円(2024年8月現在)なので、片道1回で16ポイント、月5往復では320ポイント貯まります。
さらに月5往復ということは、同一月内に同一運賃区間を10回利用していることになる為、その運賃分の824ポイントも追加され、合計で月1,144ポイント貯まります。
これは年間で換算すると、13,728ポイントが貯まる計算になります。
定期的に利用するだけで、自動的にこれだけのポイントがもらえるのは、非常にお得ではないでしょうか?

なお、Suicaを保有していれば自動的にJREポイントを活用できるというわけではなく、まずはJREポイント公式サイトでお手持ちのSuicaを登録する必要がある点は留意が必要です。

方法③ 大都市近郊区間大回りを活用し、少ない支出で小旅行する

JR在来線を利用する際、JRが定めた大都市近郊区間では、実際に乗車する経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができます
言い換えれば、以下のイメージのように、仮に乗車駅から降車駅までを遠回りの経路で移動しても、最短経路で移動した場合の運賃のみ支払えばOKということです。

首都圏以外も含めると、該当する大都市近郊区間は以下の5つです。(JR東日本HPより引用)


この方法を使うことで、わずかな支出で様々なところへ鉄道で行くことが出来るため、とくに小旅行が好きな方に適した方法と思います。
例えば首都圏で見れば、経路を工夫することで、ちょっと足を伸ばして北関東や南関東(あるいはその両方)を、わずか130円で周遊することもできます。
さらにこの方法を利用した際も、別途料金を支払うことで、特急やライナー、普通車グリーン席などに乗車することもできます。

ただし、この方法を利用するにあたり、2点ほど留意点があります。
まず、乗車駅から降車駅まで、途中下車することができません
また、同じ区間を複数回乗車することはできず、乗車駅から降車駅まで、いわば一筆書きのような経路での乗車しか認められません

この「途中下車しない」「乗車経路が重複しない」の2点さえ遵守すれば、わずかな支出でちょっとした小旅行が可能になります。

この記事で紹介する内容は以上です。
少しでも参考になれば幸いです。

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