コンサル転職でエージェントは心強いパートナーになるので、積極活用するべきです。
一方でエージェントとの面談時のみならず、自分だけでも対策できることは多くあります。
私がエージェントとは別に自分1人で実施し、効果を感じた面接対策を紹介します。
想定質問の洗い出しと回答案検討
面接では、面接官の質問にテンポよく、的確に答えていくことが必要です。
その為には、面接での想定質問とそれに対する回答は、予め整理するべきです。
そして頭で考えるだけでは忘れてしまうので、しっかり書き出して整理することがポイントです。
面接は応募書類をベースに進められる為、まずは応募書類で深堀されそうなポイントを整理します。
また、応募書類以外からの質問も出るので、コンサル転職で質問され易い内容も整理します。
コンサル転職の面接で実際に出された質問例は、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
1人での面接練習
面接本番の想定質問を整理し、回答案を準備しても、面接本番で回答できないと意味がありません。
しかし面接本番は緊張するものですし、頭の中が真っ白になる場合もあります。
せっかく対策をしてきたのに、本番で回答できなくては勿体ないですよね。
そこで有効なのは、1人で面接練習を繰り返し、想定質問への回答をある程度自動化しておくことです。
繰り返し練習することで、「この質問が来たら、こう回答する」と、体に覚え込ませまるイメージですね。
この方法の良い点は、自分の時間・場所さえ確保できれば、いつでも手軽に実施出来る点です。
ここで重要なのは、回答を頭の中だけで繰り返すのでなく、1人でも実際に口に出すことです。
そうすることで、頭だけでなく体で覚えることができます。
また、「自動化する」と解説しましたが、回答の一言一句を完璧に暗唱するということではありません。
一言一句暗唱すると、受け答えもぎこちなくなるので、凡そこのような内容を回答できるようにする、くらいの感覚でよいでしょう。
「1人面接練習」と検索すれば、方法などいろいろ出てきますので、参考にしてみてください。
ケース・フェルミ対策
外資系戦略ファームほどではありませんが、総合系ファームの面接でもケースやフェルミが出ることがあります。
私の感覚では、未経験toコンサルの場合に、ケースやフェルミが出されやすいように感じます。
エージェントとの模擬面接でケース・フェルミ対策が可能ですが、自分1人でも日頃からケース・フェルミを解いて慣れておくべきです。
ケース・フェルミは、身の回りのネタで問題を作れますが、効率的に対策を進めたい場合は、対策本を活用すればよいでしょう。
実際に私が活用した書籍を紹介します。
① 地頭力を鍛える
コンサルに求められる”地頭力”について分かりやすく解説しています。
ケースやフェルミを解くための頭の使い方を知ることが出来ます。
② 東大生が書いたシリーズ
ケース・フェルミの問題集として活用できます。
回答例もあるので、どのように思考するか、思考プロセスを身に着けることができます。
③ 戦略コンサルティングファームの面接試験
総合系ファームの特に戦略ユニット志望の場合、こちらも大変参考になります。
問題が豊富に載っているので数をこなせ、対話形式で回答例が記載されているので、面接での受け答えもイメージ出来ると思います。
ケース・フェルミでは、現職をテーマにした課題と打ち手が聞かれることもあるので、答えられるように準備しておくことが望ましいです。
面接の振り返りと回答案のブラッシュアップ
ここまで面接に向けた準備を紹介しましたが、面接後の振り返りも大変重要です。
面接の内容を忘れないよう、面接後の早いタイミングで振り返りを実施します。
具体的な実施方法として、まずどのような質問が出されたかを列挙し、各質問に対してどのように回答したか、どの質問が上手く回答できなかったかを、覚えている限り書き出します。
そして上手く回答できなかった質問が次の面接でも出た場合を想定し、どのように回答すべきかを検討します。
そうやって、準備→本番→振り返りのPDCAを回すことで、面接の突破力を高めていきます。
そのように言うと気づくかもしれませんが、複数社の選考を受ける場合、よほど自信がある場合を除き、本命の選考は、より後のタイミングで設定する方がよいです。
このように選考の進め方を戦略的に設定することも、効果的です。
(私は戦略的な選考順の設定も寄与して内定を得ました)
この記事で紹介する内容は以上です。
少しでも参考になれば、幸いです。